暑くなってきた。
何やら今年の新人さんが辞めるだとか辞めないだとかの話が上がっているらしい。(暑さ、関係ねぇ……)
人事に同期がいて、たまに呑みに行く。もう一緒に呑める奴、少なくなってきたなぁ、と感じるこの頃。
あんまり話すのは得意でないので、専ら「ふんふん……」って、つまみと話を流して、酒を呑む。
単価が上がってきたけれど、食べるより呑む方にシフトし始めたからか、ちょっとのつまみでも割と酒が進む。
(若い時は、塩で酒をやる先輩の話、「仙人かよ?」って思ってたよなぁ……)とぼんやり考えてると、うっかり、話半分に聞いているのがばれそうになる。じっとみてごまかす。
…たぶん、知ってるけど、言わんでくれるのは、男っていいなって思う。
で、人補充の話。
中途採用に力をいれているんだそう。いまや盛況なこの市場、いろいろ、仕掛けはできるとかできないとか。
なんとか応募を促し、書類選考やらを通過してもらい、面接にこぎつけて、「有望株を手に入れられそう」って安心した矢先、さらに上のクラスからのNGコール。「転職回数が多いから不安」なんだそうな。
彼曰く、『そんな選り好みしてる立場でなくなってるでしょ?』らしい。
そうなんだよな、いつまでも立場が上だと錯覚するの、あるよな。
(なんか、女子の男選びみたいだな……)と浮かべつつ、酒を一口。
カリカリのせんべいもかじる。
(サラダはカリカリのがのってるのがうまいよなぁ…)と思っていたら、「おまえはいいよなぁ」だって。
「おれにも悩みがあるんだよ」と応えておく。
(俺の能力では解決できんな…、かしこに任せておこう)と時を過ごしてると、やっぱりかしこがなんとかしてくれてた。(←かしこは「賢い」のかしこ、エリートとか役職とかではなくて、なんか解決してくれる奴がどこでもいるんだよね)
あんまり口にしたことないけど、小説家とか作家とかは「かしこ」だと思う。
こんな俺でも、やっぱり読むと感動するんだよなぁ、すげぇなぁ、と「かしこ」パワーを感じる。
それで思うんだけど、あんまり聞かなかったんだけど、ちょっとぼやいてみよう。
凜、「熟柿待ち」ってなんぞや?
「(脳内で、自分が作り出したはずのキャラが、自分の意思とはべつに、)動き出す」、だってぇっ?
勝手にしゃべるのかよ?サイコパスなのか?
なんか、おひなの言ってた「サイト運用とか二の次」論とかは分かる気がする。ネタをオープンにしてたら、そりゃ、商品価値さがるだろう?と。まして、コメントに返信?…ひーな様、お任せいたします。
…ただ、それ以前に、「熟柿待ち」、なんぞや?自分で自分の作品の予測が立たないってこと?
かしこに任せておくしかないんだけど。〈矢倉〉
‐‐‐‐〈触発されて古書寸言〉‐‐‐‐
□富貴の地位を早く後継に譲り、真実の生活へ(安/入道)
…支配的・指導的地位にいつまでもしがみつくは芳しからず
□拠るべきところにあらずして拠るときは、身必ず危うし(易/繫辞下伝)
…自分の分限を大きく外せば、地位や名誉・生命さえ危険
□一巻の人(神学大全/トマス・アクィナス)
…一つの書物にばかり耽る人は恐るべき人
‐‐‐‐‐‐‐‐
…俺はもはや「やぐらん」なのか。…いいけど。タイトルもそれっぽくつけてみた。
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